異世界[恋愛]

「お前の代わりはいくらでもいる」と追放された聖女補佐官が、実は国の結界を一人で維持していたと判明するまであと七日


七年間 誰にも見られていなかった

毎朝四時に冷たい石の床に手をつき
毎夕六時にもう一度
この国を守る結界に魔力を注ぎ続けた

聖女の影で名前すら呼ばれない日々を
それでも構わないと思っていた
誰かの役に立てるならそれでいいと
自分に言い聞かせて生きてきた

ある日 聖女の一言で神殿を追われる
引き継ぎ書類は受け取ってもらえなかった

北の辺境にたどり着いた私を待っていたのは
三年前から私の仕事を見ていたという寡黙な騎士団長と
身に余る待遇の招聘状だった

追放から五日目
王都の結界に綻びが生じたという報せが届く

結界が誰の手で維持されていたのか
この国はまだ知らない

第2回ルフナ大賞 / OVL大賞11 / ネトコン14 / アイリスIF8大賞 / ESN大賞10 / 女主人公 / 西洋風 / 聖女 / 追放 / ざまぁ / 結界 / 騎士団長 / 短編
短編 2026/02/20 12:03更新
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最終取得日時:2026/02/23 12:05
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