純文学[文芸]

「どんな願いでも聞いてやろう」という魔神、別に願いを叶えてくれるわけじゃなかった

俺は怪しい壺を拾った。
ふざけて「魔神よ、出てこ~い」と呼びかけたら、なんと本当に魔神が出てきた。

「願いを言え。どんな願いでも聞いてやろう」

期待通り、お決まりの台詞を吐く魔神。
さっそく俺は「億万長者にしてくれ!」と願うが、「一生懸命働け」と返される。
その後も願いを言うが、当たり前のようなアドバイスを説かれるだけ。
抗議する俺に、魔神はこう答える。

「ワシは“聞く”と言っただけだ」

日常 / 現代 / 男主人公 / 魔神 / 願い / 人外 / コメディ / ショートショート / ハッピーエンド
短編 2023/11/16 16:35更新
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最終取得日時:2023/11/27 12:06
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