純文学[文芸]
砂時計の山頂は、まだ揺れている。
私も彼女と視線を揃えるように、同じく窓を見た。
フィレンツェの黄昏は、硝子を通じて部屋に舞い降りてくる。
「夕陽の光は、優しいですね」
レナが目を細めて、問いかけるように言う。
「まだ物事をはっきりと照らすだけの光があるのに……濃い影があって、隠しておきたいこと、そっとしておきたいことを許してくれる。そんな気がします」
*流血等の直接的な残酷描写は御座いませんが、中には残酷と取れる描写もあります。
*一話の後書き欄に頂いたイラストが御座います。好まれない方は、挿絵表示をオフにして下さい。
R15 / 残酷な描写あり / 退廃 / フィレンツェ / 少女 / 精神科医 / 耽美主義 / 現代 / 娼館 / 成長
全2話完結
2015/03/20 19:22更新
20,366字 (10183字/話) 23%
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最終取得日時:2026/09/19 02:24
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