異世界[恋愛]

悪役令嬢は、決闘裁判に怯まない。でも、助太刀に入ってくれた騎士様がなんかおかしいんですけども!?

「貴様がこの可憐なリーザに対して非道な仕打ちをし続けたこと、最早明白だ!」

 とある国の貴族学園の卒業式、侯爵令嬢ファビーナは婚約者である王太子から断罪を受けていた。
 そして彼女は決闘による裁判を突きつけられるのだが、怯むこと亡くそれを受け入れる。
 彼女は前世の記憶がある転生者であり、この世界がとある乙女ゲームに酷似していることに気がついて、この決闘裁判のために準備をしてきていたからだ。
 だが元は乙女ゲー、ラストバトルであるこの決闘裁判はぬるゲーであったため、ラスボスであるファビーナの勝ち目はあまりない。
 それでも悲壮な覚悟を決めて決闘に挑もうとした彼女へと、助太刀が現れた。

「ピッエ~~ルでございます!」
「は?」

 糾弾していた王太子も唖然とするほど場違いに明るい一人の男。
 騎士科に属する子爵令息、ピエールだった。
 道化の騎士とも呼ばれる彼は、その勢いで場の空気を掌握、王太子達の企図したものとは違う形での決闘裁判を同意させてしまうことに成功。
 そしてファビーナはピエールと協力し、決闘裁判へと臨むことになったのだが……。

R15 / 残酷な描写あり / 異世界転生 / 身分差 / 悪役令嬢 / 女主人公 / 西洋 / 近世 / 中世 / 魔法 / ハッピーエンド
短編 2023/10/22 05:00更新
13,270字 24%
日間P
-
総合P
16,630
ブクマ
828
平均評価
9.04
感想数
17
レビュー
0
評価頻度
200.12%
評価P
14,974
評価者数
1,657
週間読者
105
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2024/05/05 12:22
※googleにインデックスされているページのみが対象です