異世界[恋愛]

雨さえ降らなければ

 あっ、とか細い悲鳴を上げながら、男爵令嬢アデレードは床に倒れ込んだ。
 か細いながらその悲鳴は「十分に周囲の注意をひく音量」であり、倒れた角度も絶妙。
 その不自然さに即座に気づく要領の良さがあったら、結果は違ったのだろうか。

 王室主催の舞踏会。
 王子と若い貴族たちに心無い仕打ちを受け、公爵令嬢リセルダは泣きながらその場を後にした。

【他サイトにも公開あり】

※第10回ネット小説大賞一次通過作品

アイリスIF4大賞 / ハッピーエンド / 運命の出会い / にわか雨 / 甘いお菓子
短編 2021/07/31 15:00更新
6,421字 18%
日間P
10
総合P
20,584
ブクマ
964
平均評価
8.36
感想数
0
レビュー
1
評価頻度
231.54%
評価P
18,656
評価者数
2,232
週間読者
140
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2024/04/15 01:23
※googleにインデックスされているページのみが対象です