事故によって声と記憶をなくしたシェリルには、魔法使いの旦那さまエリクシスがいる。霧が深い渓谷の間に浮かぶ小さな島で、シェリルはエリクシスに愛されて幸せな毎日を送っていた。しかし、ある新聞記事を発見したことをきっかけにエリクシスの様子がおかしくなっていく。
ある日、荷物を届けに来た商人の娘に「シェリエーナ姫に似ている」と指摘を受ける。そして、彼の書斎から怪しい手紙を見つけたシェリルは、エリクシスが自分が姫だから利用していることを知ってしまった。
問いただすとエロクシスの口から「どうでもいい相手とのごっこ遊び」と言われ、傷ついたシェリルは悲しみのあまり部屋に閉じこもる。