異世界[恋愛]

その飲みかけ、致死量につき。――男女比1:4の世界で普通に生活する俺が、飲みかけボトルを置き忘れた結果――

 男女比――1:4。

 男性の人口は、全体の5分の1しかいない。

 そして、この世界の女性の9割はパートナーを持てずにいる。

 だからこそ――男女の行為は現実よりも何倍も刺激的なものになっている。

 手が触れた。視線が合った。

 それだけで女性の心臓はドクンと跳ね上がる。

 女性たちは恋に飢えている。

 正確には、恋をする機会そのものに飢えている。

 たとえ運よく出会いに恵まれ、想いが届いたとしても、

 翻弄され、浮気され、あっけなく捨てられる。

 それが、この世界のありふれた恋の末路。

 一方――男は生まれた瞬間から希少価値を持ち、女性から求められ、尽くされる環境の中で育っていく。

 磨く必要のない外見。払う必要のない努力。

 当然のように受け取る好意、口にしなくなった感謝。

 この世界の男が悪いわけではない。

 そうなるべくしてなった――ただそれだけの話。

 だが、そんな世界の歪みを知らないまま生きる男が一人。

 結城 悠(ゆうき ゆう)。

 彼は今日も普通に生活をし、渇いた女性たちの心に優しさを振りまいてしまう。

 ――そして今日。

 彼は一本の飲みかけボトルを、テーブルに置き忘れてしまい――

R15 / 異世界転生 / ギャグ / シリアス / 男主人公 / 現代 / ハーレム / 日常 / 青春 / ラブコメ / 貞操観念逆転 / 男女比逆転 / 勘違い / 恋愛
全35話連載中 2026/09/24 07:41更新
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最終取得日時:2026/10/12 12:10
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