現実世界[恋愛]

クリぼっちの僕。クリスマス前日に片想い相手の癒し系幼馴染の女子からお誘いが来たんだけど、準備全くしてないよ!?

 僕、神田勇樹(かんだゆうき)はちょっと臆病なところ以外は平凡な高校一年生。
 そんな僕には片想いをしている幼馴染の女子がいる。
 高橋悠美(たかはしゆうみ)。
マイペースでおっとりしていて、優しくて、クラスで癒し系女子と評判だ。
僕とは小学校一年生で同じクラスになって以来の仲だけど「いいお友達」な間柄から距離を縮められずにいた。
 
 クリスマスが迫ってきた12月初旬のこと。
 悠美と一緒にクリスマスを過ごしたい僕は下校時に一緒に過ごせないかそれとなく話を振ってみたのだけど、結果は空振り。

「ねえ。悠美はいつも通り家族で過ごす、って話だったけどさ。その……」
「「うん?」
「ああ、いや。なんでもない」
「ひょっとしてクラスでクリパの企画とか進んでるの?だったら参加するよ」

 予定開けられないか、はっきり確かめられなかった僕が臆病なだけなのだけど。

 そんなこんなでクリボッチが確定して憂鬱になっていた12月23日土曜日の夜。
 
【ゆう君、明日だけど、もしかして暇だったり、する?】

 悠美から唐突にLINEのメッセージが届いたのだった。
 プレゼントも用意してないし、どうしらいいんだろう?
 でも、一世一代のチャンス。
 なんとかいい雰囲気を作って、告白できるといいのだけど……。

 これは僕と彼女が一歩先に進むクリスマスのお話。
 あるいは一見特別なようで、なんでもないクリスマスのお話。

スクールラブ / 古典恋愛 / 日常 / 青春 / ラブコメ / ほのぼの / 男主人公 / 学園 / 現代 / ハッピーエンド / 幼馴染 / 鈍感 / クリスマス
短編 2023/12/13 23:39更新
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最終取得日時:2024/05/16 12:17
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