ホラー[文芸]

おねえちゃん

静かな場所だ。人はたくさんいるのに、誰もが息を潜めているようにじっとしている。しばらくそのままでいて、そのうち誰が始めたのか、怖い話をし始めた。知らない人達で、時間を持て余しているからこそ、何か刺激を求めたのかもしれない。あるいは、自分の中にある少し変わった話を、誰かに聞いて欲しいと思ったのかもしれない。
何人目かが話し終わってふいに静寂が訪れた。そこで、次は僕が話してみることにした。
僕と、僕のおねえちゃんの話を。

怪談 / サイコホラー / 夏のホラー2018 / 語り形式 / 男主人公 / おねえちゃん / ほんのり怖い / 現代
短編 2018/08/09 03:33更新
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最終取得日時:2024/05/07 02:43
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