好奇心は吸血鬼をも殺す:異世界で[発掘]された日本人と、叡智を欲する地上最強の吸血鬼
地下深くの氷層から、保存状態の良好な[日本人]の遺骸が発掘された。
だが、日本という国は存在しない。
吸血鬼[リネーシャ]が、この遺骸の蘇生に成功した。
日本という国名は、蘇生された青年[至誠]の証言に基づいている。
リネーシャは血よりも知――叡智を欲し、知的好奇心を満たすことを生き甲斐としている吸血鬼だ。
そんな彼女にとって、至誠の語る現代知識やスマートフォンと呼ばれる科学の粋、さらに至誠自身まで――その全てが未知の塊だった。
至誠が世界にもたらすのはプロメテウスの火かパンドラの箱か――。
しかし――リネーシャが至誠を保護しようとした矢先、横槍を受け分断される事態に陥ってしまう。
至誠が取り残されたのは、不浄とバケモノであふれ、超常オブジェクトが厄災をもたらすような世界。人類は限られた聖域の中で文明を築きながらも、その中ですら争いが絶えない。
この世界は底なしの謎が広がり、そして、危険に満ちあふれていた。
リネーシャは至誠を保護すべく動き始め、至誠は安全な場所を求め最後まで抗い続ける――。
― 補遺 ―
- 本作は[リネーシャ][至誠]両名の視点をはじめ、多角的視点から[MEA-4001-RE]に関連する記録をまとめ、物語形式で編纂したアーカイブである。
― 編纂ログ ―
- 2026.05.18 あらすじを修正。サブタイトル変更。
- 2024.09.26 序幕を再分離、再投稿。4章17.5話を間違えて削除してしまったので再投稿。
- 2024.08.21 序幕を廃止し第3幕後の幕間へ統合。第1幕を加筆修正。サブタイトルを追加。
- 2019.12.15 改訂版を再投稿。
- 2017.01.29 初稿投稿。
― その他 ―
- カクヨムに重複投稿しています。
- 一部に百合描写があります。百合が苦手な方はご注意ください。
436,970字 (5749.6字/話) 32%