茂等　士郎（もら　しろう）は都内の世界シェア6割を誇る某巨大便所メーカーに勤める25歳の会社員。
名前からも分かる通り幼少期、漏らしてもいないのに「糞漏らしろう」と揶揄され、過酷な虐めを受ける。
だが、彼は逆境を物ともせず勉学に励み、今では立派に巨大企業の営業を務めていた。
そんな順風満帆に見える彼に、通勤中、人生最大級の便意が迫る。
死を覚悟する士郎。便が暴発せんとする今まさにその時、女神メ・デルーの声が響いた。