ヒューマンドラマ[文芸]

うん、逃げよう!

「カナンが亡くなってもう1年だ。ヴィアンも母がいなくて寂しいだろう?」

なんだか嫌な予感。

「だから、新しいお母様を連れてきたんだ。嬉しいだろう?」

嬉しくないよ。突然何?

「こんにちは~。あら、貴女がヴィアンね。私はメルマイズよ、よろしくね」

現れたのは、ボッキュボンの私と年の変わらない少女だった。黄色の髪と茶目の瞳で、背の低い可愛い系だった。

私のように170cm近い女の、胸元くらいしか背丈がない。

「いやー、夜会で意気投合してな。こんなおじさんに冗談かと思ったんだけど、すんごくアタックされてな。照れるよ、はははっ」

そう、ですか。

メルマイズさんでしたっけ?

確かに父の若い時はイケメンの部類だけど、今は普通のおじさんだ。

うちは商売で儲かっている伯爵家だから、財産狙いかしら?


そんな感じで、父が再婚した。
普段から自由の少ない私は、さらに追い詰められていく。

◇(R7、4月~カクヨムさんにも載せています)

伯爵 / 義母 / 詐欺師 / 子爵夫人 / 男爵 / 伯爵令嬢 / お祖母様
短編 2024/07/04 04:35更新
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最終取得日時:2026/08/20 12:49
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