異世界[恋愛]
転生令嬢は空気が読めないので、貴族の嫌味を全部ほめ言葉として受け取りました
公爵令嬢リリアーナには、前世の記憶がある。
とはいえ、料理の知識もなければ、画期的な発明もできない。
魔法の才能も人並み。
ただ一つ、彼女には少々困ったところがあった。
貴族特有の、遠回しな嫌味がよく分からないのである。
「まあ。ずいぶん素朴なドレスですこと」
「ありがとう! 軽くてとっても着やすいのよ!」
「……そう」
「お勉強がお好きなのね。殿方には退屈されませんこと?」
「心配してくれてありがとう! でも殿下は私より物知りだから、毎日すごく楽しいわ!」
「…………そう」
嫌味を言っているはずなのに、なぜか全部ほめ言葉として受け取られてしまう。
しかもリリアーナが嬉しそうに周囲へ話すものだから、嫌味を言った側は今さら「そんな意味で言ったのではない」とも言えない。
そんな日々が続くうちに、なぜかリリアーナの評判は上がり続け、彼女を笑いものにするはずだった令嬢たちは、どんどん後に引けなくなっていく。
けれどある日の王宮園遊会。
とうとう、ほめ言葉には変換できないほど露骨な悪意を向けられたリリアーナは――。
「ああ。これはさすがに、嫌味なのね」
初めて、笑顔を消した。
これは少しだけ空気が読めない転生令嬢が、悪意だらけの社交界をなぜか善意で塗り替えてしまうお話。
異世界転生 / 女主人公 / 西洋 / 中世 / 近世 / 群像劇 / 内政 / 日常 / ハッピーエンド / 青春 / 悪役令嬢 / ざまぁ / KY / 復讐
短編
2026/09/05 13:06更新
8,972字 43%
8,972字 43%
日間P
3,722
総合P
8,490
ブクマ
210
平均評価
8.41
感想数
0
レビュー
0
評価頻度
457.14%
評価P
8,070
評価者数
960
週間読者
751
日間イン
5回
ベスト
11位
最終取得日時:2026/09/10 12:05
※googleにインデックスされているページのみが対象です