ヒューマンドラマ[文芸]
僕の妻は、ぼー……っとしている。
僕はキッチンで晩ご飯を作っている。
妻は、ダイニングテーブルの椅子に座って、ぼーっとしている。
妻は152センチと小さい。顔も小さい。大きいのは目だけで、鼻も口も小さい。髪型は、ややくせのある黒髪ロングヘアだ。そんな感じなので、妻は33歳なのだけど、ぱっと見25歳くらいに見える。ちなみに僕は、身長168センチで、36歳。普通に30代半ばに見られる普通の男だ。
僕は、妻のことを、りのちゃんと呼んでいる。
そんなりのちゃんが、ちょこんと座って、ぼーっとしている。
対面キッチンなので、なんだか妻に見られているようで、僕としては面映(おもは)ゆい。
だから、りのちゃんに声をかける。
「何考えてるの?」
するとりのちゃんは真顔で
「森羅万象について」
と言った。
日常 / 夫婦 / 妻の正体
短編
2021/09/11 12:40更新
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最終取得日時:2026/09/13 01:05
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