グローリア王国ラナロ子爵家に仕えるソフィアは、一人娘のお嬢様の専属メイドとして幸せな日々を送っていた。
しかし、お嬢様が突然婚約破棄されてしまった。
非の打ち所のないお嬢様が一体なぜ？
原因は本家であるラナロ伯爵家の一人娘チェリーナ。
自分に振り向かない若く美しい伯爵クラリオンとお嬢様の浮気を捏造し、お嬢様の婚約者ラント子爵に婚約破棄をさせ奪ったのみならず、ソフィアまで引き抜こうとしてくる。
お嬢様に代わって復讐を決意したソフィアは望み通りチェリーナのメイドとなった。
まずはクラリオン伯爵は実はチェリーナが好きだと嘘情報を信じ込ませ、彼のために開いたパーティで盛大に振られてもらうことに成功する。
その間も、チェリーナの父ラナロ伯爵が金目当てで管理する貿易ギルドの焼き討ち計画に協力するために暗躍を開始。
チェリーナ親子の評判は最悪で、メイドも使用人もソフィアの味方だった。
中でも執事のセグレトは伯爵の悪行を止めようとして、酷い折檻を受けていた。彼を助けたくなったソフィアと、ソフィアのお嬢様への忠義心に惹かれたセグレトは協力し距離を縮めていく。
暗躍を終えて子爵家に戻ってからも、お嬢様の幸せのためにメイドの仕事は続く。そしてギルドの焼き討ちが決行される。

メイドがお嬢様に代わってざまぁする物語。
ハッピーエンド重視なのでざまぁはゆるめかもしれません。