現実世界[恋愛]

幼なじみがドジっ子過ぎるので一生面倒を見ることを決心した

 俺、兵庫健介(ひょうごけんすけ)には一歳下の、それはもうドジっ子な幼なじみがいる。
 一緒に遊びに出れば財布を忘れるし、店にはスマホを忘れるし、おしゃべりに夢中で赤信号渡ろうとするわ……。
 ついててやらないと危なっかしくて仕方がない。
 ただ、彼女、結城鹿子(ゆうきかのこ)は密かにそのことを気に病んでいたらしい。ある日のこと、

「先輩。明日から……その、迎えに来なくていいから」

 鹿子は決意を込めて俺にそう宣言したのだった。一方の俺はといえば、それから何かが物足りない。
 あれだけ仕方ない子だなあなんて思っていたのに、これだけ寂しいなんて。

 これはつまり、俺が鹿子のことが……ってわけで、それならやることは一つしかない。

年の差 / スクールラブ / 古典恋愛 / 日常 / 青春 / ラブコメ / ほのぼの / 男主人公 / 学園 / 現代 / ハッピーエンド / 幼馴染 / 後輩
短編 2022/08/10 19:09更新
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最終取得日時:2024/05/16 12:57
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