ハイファンタジー[ファンタジー]

毒を盛った令嬢は存在しない ~宮廷医師が暴く、三年間の医療記録~

公爵令嬢セシリアは、王太子への毒殺未遂の罪で追放を宣告された。
侍女長の証言、王太子の症状――証拠は揃っている。
しかし、宮廷医師ヴェルナーは知っていた。
三年間、一字一句嘘のない診断書を書き続けてきた。
その記録が示す真実は、彼女の無実だけではなかった。

「診断書第四百七十三号――これが全ての答えです」

革表紙の記録を開くと、そこには王太子の三年間の全てが記されていた。
食べ過ぎによる胃腸炎、薬草茶による改善、そして――毒。

だが、真実はまだ続きがある。
セシリアの告白、リリアナの涙、そして善意のすれ違い。

診断書は、ただの医療記録ではなかった。

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短編 2025/10/04 04:10更新
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最終取得日時:2026/08/18 12:22
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